ビタミンM(葉酸)とは?ホモシステイン対策は? ガッテン2018年1月17日放送(NHK)

ビタミンMをご存知ですか?

マルチビタミンなどのサプリメントビタミンを飲んでいる方でも、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCなどは聞いたことがありますが、ビタミンMは聞き覚えがないのではないでしょうか?

ビタミンMとは実は葉酸のことなんです!葉酸というと、おそらく妊娠したことがある女性の方は葉酸という栄養素を聞いたことがあると思いますが、男性の方はほとんどなじみがないと思います。実際に私も初耳でした。

最近では、妊娠中の女性だけでなく動脈硬化や認知症の予防にも効果があるというデータが上がってきて、改めて葉酸という栄養素が見直されてきています。

今回はビタミンM(葉酸)について健康に関する作用や効果などを説明していきましょう。

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ビタミンM(葉酸)とはどんなビタミンでしょうか?

 

ビタミンには脂溶性水溶性の2種類がある中で水溶性ビタミンになります。体内に余分に摂取すると尿中に排出されてしまうのが水溶性ビタミンです。

水洗いや加熱調理による損失が大きくて、茹でるよりも、蒸し料理や炒め物などが適しています。過剰に摂取しても尿中に排出されるので1食で多くとるよりも3食で毎回食べたほうが体に適しています。

葉酸が多く含まれる食材は?

 

ほうれん草、緑茶、ブロッコリー、アスパラガス、モロヘイヤ、カボチャ
レバー、海苔、納豆、いちご、みかん、バナナ、キウイ、アボカド などに多く含まれます。

葉酸というだけあって、緑の野菜に多いイメージです。

 

ビタミンM(葉酸)の体内での役割は何でしょうか?

 

葉酸の働きはDNAの合成細胞分裂造血機能維持神経細胞や血管の細胞を壊すホモシステインを減らすことです。

 

ビタミンM(葉酸)が不足した場合どのような症状が起こるでしょうか?

 

貧血、神経障害、腸機能不全、奇形児のリスクなどが起こります。またホモシステインの増加による症状も。

 

貧血について。

ビタミンB12や葉酸の欠乏性。ビタミンB12や葉酸は細胞の核内にあるDNAを合成するのに必要なものです。足りないと赤血球の産生の際に細胞分裂や増殖がうまく進まず途中で死滅してしまいます。

 

神経障害について。

必須アミノ酸であるメチオニンが神経伝達物質の原料になっています。神経伝達物質に変わる過程でメチオニンは体に有害なホモシステインに変わります。本来ここで葉酸とビタミンB12が十分にあれば、ホモシステインは再びメチオニンに戻ります。よって葉酸の不足によりメチオニンとホモシステインの代謝サイクルがうまくいかないために神経伝達物質が不足してしまい神経障害が起こります。

またビタミンB 6が十分にあれば、ホモシステインを美肌効果と関係のある皮膚形成の働きをするシステインに変え、こちらもホモシステインを減らす効果があります。

 

腸機能不全について。

葉酸が持っている造血作用とDNAを合成して細胞分裂を促す作用によって腸粘膜の細胞分裂が活性化され、腸の働きを良くしていきます。不足すると腸の働きが悪くなり、腸機能不全に陥ってしまう可能性があります。

 

また妊娠中は葉酸が不足しやすくなります。

これはお腹の中で赤ちゃんが細胞分裂を繰り返す時や遺伝子情報であるDNAを作る時に葉酸が使われるからです。不足すると二分脊椎症や無脳症などのリスクがあると厚生労働省から報告されています。

ホモシステインの増加による症状とは?

 

葉酸が足らず、ホモシステインが増えてしまった場合、動脈硬化で血管がボロボロになってたり認知症になってしまうこともあります。

どういう仕組みで動脈硬化や認知症になっていくのか説明していきましょう。

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ホモシステインが増える仕組みとは?

 

神経伝達物質の原料になる必須アミノ酸のメチオニンがドーパミンやノルアドレナリン、セロトニン等に変化するときにホモシステインに変化してしまいます。

葉酸とビタミンB12が十分にあればメチオニンに戻り、また再び神経伝達物質を作り出す状態になります。

しかし葉酸やビタミンB12が不足していてメチオニンに戻れない場合、ホモシステインが肝臓の中でどんどん作られていってしまいます。

過剰に生成されたホモシステインは血中に出て行ってしまいます。すると血中ホモシステイン濃度が上昇します。高ホモシステイン血症と呼ばれています。

 

血液中のホモシステインが体にもたらす悪影響とは?

 

・血中濃度が高まったホモシステインは酸素や水と反応して活性酸素を発生させます。活性酸素は赤血球や血管壁の内皮細胞を傷つけたり、LDLコレステロールを酸化し、血管に沈着します。

血管拡張物質をの働きを抑える作用もあります。血管の柔軟性を奪い、血管が硬くなってしまいます。動脈硬化や高血圧につながり動脈瘤等があればさらに危険です。

・ホモシステイン濃度が高い場合は過剰に血小板が凝縮し、血管内壁を埋めてしまうこともあります。埋まってしまうと血液が流れることができず、硬くなった血管は破裂するリスクもあります。心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、脳の血管が詰まれば脳梗塞と言う命に関わるような症状の危険性があります。

・高ホモシステイン血症と認知症の関連。ホモシステインの神経細胞障害に星状膠細胞から放出される未知な細胞死誘引因子の関係が見いだされた。(星状膠細胞=脳を構成しているグリア細胞の一つ。組織を修復し、神経細胞の栄養や代謝産物の運搬に関わる。)

→神経細胞が障害を受けると情報処理や情報伝達がうまくできず、認知症の症状が出てきてしまう。

 

埼玉県坂戸市における葉酸プロジェクト

 

埼玉県坂戸市では女子栄養大学の香川靖雄教授の下で葉酸を積極的に摂取するプロジェクトを実施!
香川教授は人体の生体エネルギー学、生化学分子生物学、栄養生化学を専門としています。
坂戸市葉酸プロジェクトのキャッチフレーズ

「野菜を食べよう!みんな元気で食べ葉酸」

 

まとめ

 

・ビタミンMとは葉酸のこと
・葉酸は細胞分裂やDNAの合成に必要なビタミンである
・葉酸は体に有害なホモシステインを減らす役割がある

動脈硬化、認知症、貧血、神経障害、腸機能不全、新生児の奇形の予防 などに効果があります。

ビタミンM(葉酸)と組み合わせて摂取したいビタミンは?

・メチオニン代謝に関係するビタミンB12
・美肌効果のシステインを作るビタミンB 6
◎葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を同時に摂取することでホモシステインを減少させる。

食べ物では

ほうれん草、緑茶、ブロッコリー、アスパラガス、モロヘイヤ、カボチャ
レバー、海苔、納豆、いちご、みかん、バナナ、キウイ、アボカド など

に多く含まれている。

いかがだったでしょうか?動脈硬化や認知症を予防するためにビタミンM(葉酸)を意識的にとっていきましょう。

2018年1月17日午後7時30分からNHKのガッテンで血管ボロボロ&認知症から体を守る!にてビタミンM(葉酸)についての番組が放送されるようです。どんな放送になるか楽しみです。

読んでくださいまして、ありがとうございました。

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