「男性不妊調査」 平成27年 厚生労働省

男性不妊の原因となる機能障害は

① 造精機能障害
② 性機能障害
③ 閉塞性精路障害

があります。さらに分類して見ていくと

となります。

造精機能障害

機能障害のうち「造精機能障害」は全体の82.4%で最も多い原因です。精巣で精子を作る力が低下している症状です。その造精機能障害の内訳は

・精索静脈瘤30.2%
・染色体・遺伝子異常など10.1%
・特発性(原因不明)42.1%

になります。

「精索静脈瘤」は精巣の静脈の血液が逆流し、精巣の周りに静脈の瘤(こぶ)ができてしまう状態を指します。 精索静脈瘤は、一般成人男性の約15%にみられます。

「特発性」は原因不明の症状です。まだまだ、病名が決定しない症状というのは世の中に多く存在します。

東洋医学では「不定愁訴」と呼ばれていて西洋医学では決定しない症状に東洋医学的診断では診断名が付くことがあり、その診断から治療ができることもあります。

性機能障害

性機能障害の内訳は、

・射精障害7.4%
・勃起障害6.1%

になります。

「射精障害」とは、勃起には大きな問題は見られないが正常な射精の行えない症状のことです。

早漏、遅漏、膣内射精障害(自慰行為では射精できても、性行為時に膣内での射精ができない)も射精障害に含まれます。

「勃起障害」とは、勃起不全(ED)、勃起機能障害、陰萎などとも呼ばれている。男性の性機能障害の一種であり、陰茎の勃起の発現または維持ができないために、性交が行えない状態をいいます。

日本性機能学会の定義では、通常の性交のチャンス時に75%以上で性交が行えない状態とされています。

閉塞性精路障害

 閉塞性精路障害で代表的なものは閉塞性無精子症です。

閉塞性無精子症は造精された精子を体外に射精するための通路が閉じてしまう精路障害です。

発症原因としては

・精巣上体管の閉塞
・精管の閉塞
・射精管の閉塞

があります。

外科的手術が可能な場合、精路再建術で管が通れば、精子が射精される可能性が出てきます。

また精子自体は造精されているので、精巣内精子回収法(TESEという陰嚢を切開して直接精巣から精子がいそうな精細管を探して精子を採取する手術)を行えば、高い確率で精子を回収することが可能とのことです。

男性不妊症は内臓から治療するべき

まず、精索静脈瘤や閉塞性精路障害のような外科手術が必要な場合は、手術後に当院の治療は適応になります。

高麗手指鍼によって内臓に本来の働きを取り戻させる治療を行います。外科手術で内臓に負担がかかった場合の内臓機能の回復にも効果がありますので、「手術後です」とご相談ください。

男性不妊の80%以上が造精機能障害です。造精機能障害は内臓(臓器)の機能低下が原因だと考えています。

性機能障害も13%ありますが、こちらも内臓が本来の働きを取り戻せば改善される例が多くあります。

内臓機能を高めるのに適した高麗手指鍼で治療では、精液量の増加や勃起力の強さなどで実感できます。

他の内臓疾患だと検査の数値で実感されることが多いですが、男性不妊症だと内臓の回復を自分の精力の高まりで実感されることが多いです。

高麗手指鍼は、二つの治療が内臓に相乗効果で発揮されます。

① 経絡治療

経絡治療とは、内臓のエネルギーバランスを調整して、臓器が働きやすい状態に回復させる治療法です。高麗手指鍼では、経絡治療が将軍となり相応点治療の軍隊で症状に攻め込んでいきます。

② 相応点治療

手に体の全身部位が含まれていて、手のひらには臓器に関連するツボがあります。そこに刺鍼することで対応する臓器の働きを高めていきます。

経絡治療と相応点治療が合わさることにより、足し算ではなく掛け算の効果を発揮して内臓に強力にアプローチしていきます。

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